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超高性能・断熱改修リノベ構造見学会レポート

チャネルオリジナルが提唱する、グリーンビルディング。
環境に配慮した素材+温熱環境設備を通して、「エコロジー」と「エネルギー」の両方に貢献する建築を目指すものです。この推進活動の一環として、弊社では、グリーンビルディングを実現されている企業様への視察訪問を定期的に行わせていただいております。

今回は、今年8月に鹿児島県で行われた「超高性能・断熱改修リノベ構造見学会」についてレポートいたします。本見学会は、数々の高性能住宅を手がけられる〈PASSIVE STYLE株式会社〉様にご協力をいただき開催させていただきました。

PASSIVE STYLE株式会社様 本社

フルリノベーション断熱改修プロジェクトを見学

PASSIVE STYLE様は、「日本住宅の性能を世界基準へ底上げする」ことを目標に掲げられ、高気密・高断熱仕様、パッシブデザインを採用し、全棟でHEAT20 G3レベルを実現されている工務店様です。

解体前の様子。改修前は断熱材が入っていなかったため、お施主様から「室内のほうが、外よりも寒く感じることがある」とお声が上がっていたとのこと。

本見学会で訪問させていただいたのは、築35年の戸建住宅をフルリノベーションする断熱改修プロジェクト。当日は、プロジェクトの要となる断熱材の施工現場を見学させていただきました。

改修では、既存の骨組みと基礎を使用。

まず、屋根にはミラフォーム50㎜を全面張りし、母屋・垂木間にそれぞれネオマフォーム100㎜(計200㎜)を施工。断熱材を3層重ねたミルフィーユ構造にすることで気密を高め、断熱性能をより向上させています。

壁は、付加断熱にEPS(ビーズ法ポリエチレンフォーム)を100㎜、充填断熱にネオマフォームを100㎜施工されています。EPSは、ビスを座彫り(20㎜彫り込み、ワッシャー付ビスを中で留める)した後に蓋付けを行い、さらに、屋根と外壁の取り合い部にあわせてサイズ加工したものを配置するなどして熱橋対策を徹底。これによりEPS表面を平滑にできることから、外壁塗装材(Sto)の綺麗な収まりも同時に実現しています。

見学会では、PASSIVE STYLE代表取締役の馬場様に直接レクチャーをいただいた。

外壁の壁断熱には、間柱にあわせてプレカットされたネオマフォーム100㎜を施工されている。

最後に

見学会では、PASSIVE STYLE代表取締役・馬場 龍仁様によるセミナーを開催いただきました。
断熱改修プロジェクトについてのお取組み、そして馬場様の家づくりに対する想いを聞かせていただいたことで、お客様とともに今後より良い家づくりを実現したいという想いが一層強まった1日となりました。

本見学会にご参加いただいた皆様、また貴重な機会をいただいたPASSIVE STYLE株式会社の馬場様、スタッフの皆様へ心より感謝申し上げます。今後もこうした機会を通じて、より良い家づくりについての知見を広げ、またそれを皆様に共有していけるよう活動を進めてまいります。

会社情報
PASSIVE STYLE株式会社
〒892-0875
鹿児島県鹿児島市川上町2682-62
TEL:099-800-4579

弊社納材商品
断熱材:ネオマフォーム(壁100㎜・屋根100㎜×2)
換気 :第一種熱交換換気SE200RS(ローヤル電機)
床  :無垢バーチラスティックフロア15x120x1820㎜
外壁 :J.ナチュレウォール T&Gパネル 節有


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