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Tyvek(R)スマート

タイベック®スマートは可変透湿機能つきの気密シートです。夏型の結露を抑え気密しながら木材の乾燥を促し、冬は防湿効果を発揮します。

製品の特徴

タイベックとは?

デュポンタイベックスマート

タイベック®は、高密度ポリスチレン100%製の強靭で耐久性のある不織布です。
紙、フィルムおよび布の特性を併せ持つ多目的な製品です。
タイベック®スマートは、スマートベーパーバリア、可変透湿・気密シートです。

日本の夏型結露のメカニズムとスマートベーパーバリアの必要性

タイベック(R)スマート

高温高湿の夏期を持つ日本(特にⅢ~Ⅴ地域)の高気密性住宅では夏型結露のリスクをはらんでいます。
通常の防湿気密シート(PEシート)が施工されている場合、断熱材とPEシート間の湿度は、極めて高くなる恐れがあります。
とりわけ新築直後の構造体や基礎コンクリートから放出される湿気は多く壁体内の湿度は高くなり、リスクは更に高まり木材などの腐食も懸念されます。

また、通気層工法を伴わない壁体や屋根断熱構造の場合は、特に初期含水を放散できす、
通常の防湿 気密シートにより、湿気を壁体内に封じ込めてしまい、
湿度が高い状況が続けばカビの発生により、健康を脅かす原因にもなりかねません。

スマートペーパーバリアは気密性を保ちつつ、高湿度環境下では、湿気を通し夏型結露やカビ発生抑制効果を発揮します。
タイベック®スマートは、屋外側の透湿防水シートと組み合わせることで、日本の夏型結露にも対応した可変透湿機能付き気密シートです。

冬期の特徴 「防湿」

室内の湿気を構造体の手前でせき止め、結露から断熱材や構造躯体などを守ります。
室内側で気密をしっかりと確保することが壁体内結露防止のポイントです。
また、従来のポリスチレン気密シートと同様に隙間風を防いで
空気中の水分が少ない冬場は室内の湿気を通さず暖房効率を高めることで省エネにもつながります。

夏期の特徴 「透湿」

空気中の水分が多い日本の高温多湿の夏場は、透湿抵抗が低下し
屋外から侵入してくる湿気を調湿機能で移動させ、夏型壁内結露を防止します。

年間を通して壁体内を良好に保つよう機能します。

検証1 絶対湿度毎の透湿抵抗値

デュポン™スマート®はポリビニルアルコールのフィルムとポリプロピレン不織布からなる調湿気密シートです。
ポリプロピレン不織布は、破れにくく耐久性の高い材料です。そこに湿度条件に応じて変化する特殊樹脂をコーティングを施しています。
焼却した場合も水と炭酸ガスに分解され、有毒ガスを発生しない安心安全の環境良品です。

タイベック(R)スマート

検証2 WUFIにプロよるシュミレーション

WUFIは、様々な気候条件で 壁や屋根を構成する各建材の熱・湿気挙動を 正確に予測することができる 非定常熱湿気同時移動解析プログラムです。
下記のようなシュミレーション結果が出ています。

タイベック(R)スマート

透湿性、防水性、強度に優れた長寿命の住宅外壁下地用シート「タイベック®ハウスラップ」はこちらをご覧ください。

デュポン™は、米国デュポン社の商標または登録商標です。

特記事項

タイベック®スマートの規格 幅1.5m×長さ30m/巻

幅1.5m×長さ30m/巻

価格は問合せフォームからお問合せください。

簡易施工要領

タイベック®スマートは、可変透湿・気密シートです。
常時気密を確保しつつ、冬は防湿シートと同等の防湿性を有し、夏は透湿防水シートのように透湿性を発揮することにより、壁体内結露やカビを抑制することができるシートです。
通常の防湿気密シートと同様の施工方法で施工ができます。
※本製品は可変透湿・気密シートです。外壁下地用透湿防水シートとして利用できません。

施工に関する基本的な考え方


建物全体の気密性や結露防止性を保つために、断熱材の内側で、切れ目なく連続した状態でシートを施工することが基本です。

基本的な施工方法 (一般的な施工参考例とし、建築様式や現場に応じて適宜、応用願います。)

柱、間柱等の下地が濡れている場合、十分に乾燥させてから施工開始します。
印刷面を室内側に向けタイベック®スマートをたるみやしわがないように施工します。
縦張り、横張り共に施工することが可能です。
柱、間柱等の下地がある箇所に、タッカー釘もしくは両面テープ等を用いて固定します。
タッカー釘は200~300mm程度問隔を目安として下地材に打ち込みます。
気密テープは幅50mm以上を推奨します。
継ぎ目は30mm以上重ね、下地材がある箇所で固定します。


下地材のある箇所で十分な重ねをとることができない場合は、気密テープ等で固定します。尚、横張りの場合、上下方向の重ね部では下地材がないため、気密テープでしっかりと気密を確保してください。
タッカー釘等で強く打ち込んだ場合、タイベック®スマートが破れる恐れがあります。万が一破れた場合、気密テープ等を用いて補修します。大きな破れの場合、タイベック®スマートで張りなおします。

床と壁との取り合い部分の施工方法


壁に施工するタイベック®スマートを床下地合板に30mm以上折り返し、気密テープで固定します。

天井(または屋根)と壁との取り合い部分の施工方法


壁に施工するタイベック®スマートは胴差または桁、梁まで張りあげ、端部を気密テープ等で固定します。
天井にタイベック®スマートを張り、壁に30mm以上折り返し、気密テープで固定します。

注意事項

透湿性のある内装材の使用を推奨します。
湿式工法の浴室には使用しないでください。
特に浴室や脱衣所の換気は十分に行ってください。
冬場に高温多湿になった場合壁体内に湿気を入れてしまう恐れがあります。
煙突等の高温になる箇所では、タイベック®スマートが直接触れないようにしてください。
タイベック®スマートは保管中は高温多湿を避け、施工中は水に濡らさないでください。
タイベック®スマートは外壁下地用透湿防水シートとして使用できません。
製品の特性上カールしていることがございますが、品質に問題ありません。

デュポン™は、米国デュポン社の商標または登録商標です。

製品に関する資料請求・お問合せ

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